みなさんこんばんは
ネットナンパ師Soyです。
「男女の友情は成立するのか？」
という問いを、誰しもが聞いたことがあるのではないだろうか。
色々な人が持論を述べているが、意見が真っ二つに割れている面白いテーマだよな。
俺は20年を超えるネットナンパの中で、多くの異性と関わり、男女間の曖昧な線引きの上を歩いてきた。
それゆえに、この疑問に対して、考える機会も多かった。
結論から言うと、俺は男女の友情は成立すると思っている。
では、なぜそう考えるのか詳しく解説していこう。
考えるだけナンセンスな問題
はじめに男女の友情は成立すると言っておいてなんだが、考えるだけナンセンスな問題だと思っている。
それは、人によって、友情、恋愛感情、何を持って成立とするか、などの定義が違うからだ。
その当事者同士ですら完全に一致することはないだろう。
まず、友情も恋愛感情も、怒りや悲しみのようなシンプルな感情ではない。
どちらも、複数の感情や欲望を内包するものであり、その構成やバランスは、人や状況によっても変わってくる。
混じり合い変化もするものなので、本人ですら気持ちに気付かなかったり、その正体に悩むこともある。
そして、その定義も、個人の価値観や、社会的・文化的な影響を大きく受ける。
友情ひとつにしたって、同じグループに所属していれば友達と考える人もいれば、何度も遊ぶ仲でもまだ知り合いと考える人もいるくらいだしな。
昔は友情という概念自体が、男性同士だけのものだった時代すらある。
成立・不成立の線引きもだいぶガバガバだ。
片方が劣情を隠していたら、もうそれは不成立と考える人もいるし、
反対に、欲は隠せているのだから、成立していると考える人もいる。
そこにあるのは、2人の人間とその関係だけなのに、その曖昧な定義を当てはめ、
さらに、これまた基準の分からない成立・不成立をジャッジしているふわふわっぷり。
何が言いたいのかと言うと、前提として、問い自体が曖昧ということを認識しておいて欲しいし、
俺はこの問いの答えは人それぞれで、ずっと割れ続ける問題だと思っている。
男女の友情は成立する理由
前提を話させてもらったが、俺は男女の友情は成立すると考えている。
それは、本人が友情があると認識していれば、それは友情だからだ。
どいうことなのかと言うと、
友情も恋愛感情も人間関係もあやふやなものだが、
そんな中で、本人の認識だけは確かなものだ。
なので、別に男女間でも本人がそう思っていたら友情は成立するし、
他人から見たら恋愛感情に該当する気持ちを含んでいたとしても、本人がそれに気づかず友情だと思っていたらそれは友情だ。
人間と動物の間にだって友情は成立する。
そして、それが一時的であったとしても成立したかの判定は変わらない。
同性の友情でも、変化をしていくし、永遠と言えるものではないからな。
友情だと思っているのが片方の場合は？
「本人が友情があると認識していれば、それは友情」と言われると、その気持ちが一方的だった場合はどうなの？
と疑問が生まれるかもしれない。
それに関しては、俺は一方的なものでいいというか、一方的にしか判断できないと思う。
まず、何事もそうだが、相手の気持ちなんて100％理解することは不可能なので、自分の認識の範囲で判断するしかない。
実際に、みんなも、友達と定期的に「俺達友達だよな！」なんて確認し合うことは滅多にないだろ。
相手が恋愛感情を抱いていたとしても、俺がそれを認識できず二人の関係は友情だと思っていたら、それは友情が成立していると言わざるおえない。
ペットとの友情だって、ペットは愛情と友情の概念を持っていないだろう。
そして、俺に対して腰を振ってきたとしても、俺は友達であり家族であると認識する。
友情と恋愛感情の違いは
みんなの意見が大きく割れている理由として、友情と恋愛感情は、複雑な感情であり、定義が人によって違うというのが大きい。
では、友情、恋愛感情はどういう感情で構成されているか見てみよう。
友情とは
友情とは、生存戦略として人間が獲得した感情だ。
群れで生きる人間は、本能的に仲間を求めるし、仲間を失うことに痛みを感じるように進化してきた。
友情が内包する感情や欲求は、一般的にはこんな感じだろうか。
愛着
共感
幸福感
利他的な感情
独占欲
恋愛感情とは
恋愛感情も、子孫を残すために人間に必要な感情だ。
恋愛感情が内包する感情や欲求は、一般的に主に以下のようなものが含まれる。
愛着
共感
幸福感
利他的な感情
独占欲
性的欲求
こうして見てみると、どちらも似ている。
友情に性的欲求をプラスして独占欲を強めると、恋愛感情と言ったところか。
恋愛感情は、友情の上に乗った感情と言えるかもしれない。
もちろん、感情のバランスに違いもあるだろうし、恋愛感情の初期は、性的欲求や、愛着、独占欲が強めに出たりなんかもするだろうけどね。
また、この恋愛感情を愛情などと表現する人もいる。
俺は、愛情は、愛着と利他的な感情が強めの感情で、色々なものに向けて持つ感情だと思っているのだが、
そういう所もふくめて、感情にあとから枠を決めているに過ぎないし、人によって定義が変わることも分かるよな。
セックスをしたら友情はなくなる？
よく、男女の友情は成立するかの問いに、劣情を抱いたり、セックスをしてしまったら、友情は成立しないと考える人が多い。
なんなら、疑問を持たずに、全人類の共通認識かのように、それを土台にして論理を組み立てている人までいる。
上の内包する感情を見てもも分かる通り、同性との友情には性的欲求はないことが多いから、そう考えてしまう人がいるのも無理もない話だ。
だが、俺はセックスをしていても、友情は成立すると考えている。
先にも述べた通り、本人が友情だと認識していれば、それは友情だからだ。
俺は、長く付き合いのあるセフレがいるのだが、彼女には友情に近い感情を抱いている。
何でも話せるし、気楽だし、安心感はあるが、べつに独占欲はない。
同性の友達に抱く感情とほぼかわらず、しかし、性の対象ではあるからセックスする感じ。
相手も、おそらく同じように考えていて、何でも話してくれるし、恋愛相談もしてくる。
ただ、恋人がいない時期はムラムラしたらセックスをしようと連絡をしてくるのだ。
そして、いままでも似たような感じのセフレは何人かいたことがあるので、彼女だけ特別なのだとも考えづらい。
同性との友情だって、ひとつひとつの関係ごとに形は違う。
強い独占欲とそれを受け入れる友情だってあるだろうし、尊敬の念が強い友情もある。
性欲を含む友情も当然あるだろう。
例えば、古代ギリシャの一部では、上下関係の強い共同生活の中、厳しい訓練をし、戦場では命を預けあい、同性愛も推奨されていたという。
強い絆があったのだろうが、性欲も混じるのであれば、そこに友情はなかったのか？という話にもなる。
やはり、性欲ひとつをとって友情の成立・不成立を論ずるのは、頼りないというか、間違った数式を見ているようなムズ痒さを感じるな。
男女の友情の哲学は近年になって活発になった
「この男女の友情は成立するのか？」という疑問は、近年になって明確な形で議論されるようになった問題だったりする。
先にも話した通り、昔は友情という概念は男性同士だけに使われるものだった。
また、さらに古い時代では、人間は群れで子供を作り、群れで育てていた可能性が高いとされている。
その頃は、今ほどの独占欲は無く、今の価値観に当てはまるほどの恋愛感情は無かったのかもしれない。
ちなみに、女性が喘ぎ声を出すのも、その名残で、男性の性欲を刺激する以外にも、ほかの雄を呼び寄せ強い精子を獲得するためという説もある。
そして、現代でも、明確に父親を作らず、社会的な交流としてセックスをする民族は多数存在する。
それが、一夫一妻が広がり、それが法律でも定められ、男女平等も広まり、恋愛結婚が当たり前になり、
人間の関係性に対し、友情か恋愛かの枠を作りたくなってしまったのだろう。
つまり、
「この男女の友情は成立するのか」は普遍的なテーマではないってこと。
文化、時代、個人の価値観次第では、問題自体が成立しなくなるくらいあやふやだし、
問いへの答え自体も、誰しも納得できるものを出すことは難しいだろう。
個人的には、人間関係はそれぞれの形があるので、どれにでも当てはまるには、「本人が友情だと思っていればそれは友情」くらい柔軟でシンプルなものでないと難しいと思う。
以上、Soyでした。
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